東京都杉並区阿佐谷南1丁目16−8 ISM ASAGAYA3F
丸の内線 南阿佐ケ谷駅から徒歩1分/ 中央線・総武線 阿佐ヶ谷駅から徒歩4分

診療時間
9:30~13:00 ×
14:30~18:30 ×

金曜は17時30分まで/土曜は17時までの診療
休診日:日曜日・祝日(土曜に不定休あり)

ご予約・お問合せはこちら

03-5305-3311

歯周病は、口腔内の組織に起こる炎症性疾患であり、歯を失う原因となる重大な問題です。しかし、日常生活の習慣を改善することで、歯周病のリスクを下げることができます。今回は、日常生活の中で取り入れられる歯周病予防の方法を解説します。

 

【正しい歯磨きを徹底する】

 

正しい歯磨きは、歯周病予防の基本です。以下のポイントに留意しましょう。

l  正しい歯ブラシの選択: 柔らかい毛先で歯と歯茎を傷つけずに清掃できる歯ブラシを選びましょう。

l  正しい歯磨きの手順: 歯と歯茎の境目を意識し、正しい角度で優しく磨くようにしましょう。また、歯間ブラシやデンタルフロスを使って歯と歯の間のプラークを取り除きましょう。

l  正しい歯磨きの頻度: 最低限でも朝晩の食後に歯を磨くことが望ましいですが、食事後にできない場合は、水で口をゆすぐことでも多少プラークを除去できます。とはいえ、食後は歯を磨くことをおすすめします。

 

【マウスウォッシュの使用】

マウスウォッシュは、歯磨きやフロッシングの補完として効果的です。適切なマウスウォッシュを選び、使用方法を守りましょう。適切な歯磨き、適切なフロッシングに加え、適切にマウスウォッシュを使用することで、口腔内を衛生的な状態に保ちましょう。

 

【プラークコントロールのための食事】

プラーク(歯垢)は、口腔内の細菌が歯や歯茎の表面に付着して形成される薄いフィルム状のものです。プラークは歯周病や虫歯の主要な原因となるため、プラークをコントロールする食事にも注意が必要です。以下に、プラークコントロールのための食事のポイントを紹介します。

l  食物繊維の摂取: 食物繊維は、噛むことによって歯面を清掃し、プラークの形成を抑える効果があります。野菜、果物、穀物などの食品に豊富に含まれているため、バランスの取れた食事を心掛けましょう。

l  カルシウムとビタミンDの摂取: カルシウムとビタミンDは、健康な歯や骨の形成に必要な栄養素です。乳製品、魚、レバーなどからカルシウムやビタミンDを摂取し、歯と歯茎の健康をサポートしましょう。

l  プラーク形成を促す食品の制限: プラーク形成を促す成分は、砂糖や精製された炭水化物に多く含まれる傾向があります。甘いお菓子、炭酸飲料、白米、白パンなどは摂取量を調整するよう心掛けましょう。また、粘着性の高い食品(キャラメル、ドライフルーツなど)も歯に付着しやすく、プラーク形成を助長する可能性があるため、摂取量には注意が必要です。

l  食事の頻度とタイミングの管理: 食事の頻度とタイミングもプラーク形成に関わってきます。歯に付着したプラークは時間の経過とともに増殖し、虫歯や歯周病の原因となる可能性があります。そのため、食事の間隔を適切に設け、歯面を清掃する機会を作ることが重要です。

以上がプラークコントロールのための食事のポイントです。バランスの取れた食事や歯に良い影響を与える食品を意識しながら、プラークの形成を抑えることが大切です。また、食事だけでなく、適切な歯磨きや定期的な歯科検診との組み合わせが、口腔内の健康を維持するために重要です。

 

【ストレス管理と禁煙】

ストレスや喫煙は歯周病のリスクを高める要因です。ストレスをうまく管理し、リラックスする習慣を取り入れましょう。また、喫煙は歯周病の進行を促進するため、禁煙・節煙を心掛けましょう。

 

【アルコール摂取の制限】

アルコールの過剰摂取は、口腔内の健康に悪影響を及ぼす可能性があります。特に、アルコールが口腔内のバランスを崩し、有害な細菌の増殖を促進することが知られています。その結果、歯周病のリスクが高まる可能性があります。

アルコールを摂取する場合には以下のポイントに留意しましょう。

 

l  適度な摂取量の設定: アルコールの適切な摂取量、許容量は個人によって異なります。自分自身の体調や健康状態を考慮し、適切な範囲内での摂取量を守りましょう。

l  正しい飲み方: アルコールを飲む際には、適切な飲み方を心掛けましょう。口の中にアルコールを長く滞在させないようにし、飲み終わった後は水やミントなどで口をすすぎ、口腔内のアルコール濃度を下げましょう。

l  禁煙との関連性: アルコールの摂取と喫煙は、相互に関連して口腔内の健康に悪影響を及ぼすことがあります。アルコール摂取量の調節と同様に、禁煙・節煙を心掛けることも歯周病予防に役立ちます。

 

以上のポイントに留意することで、アルコール摂取が口腔健康に与える悪影響を最小限に抑えられる可能性があります。しかし、個々の状況や健康状態によっては、アルコールの摂取自体を制限することが必要な場合もあります。自身の体調や医師のアドバイスに基づいて、適切な判断を行いましょう。アルコールの摂取についても注意を払いながら、日常生活の改善を継続し、歯周病のリスクを下げることが大切です。

 

【正しい歯科医院の選択】

歯周病の予防や早期治療には、信頼できる歯科医院の選択が重要です。経験豊富な歯科医師や歯周病に特化した専門家を選び、定期的な検診と適切な治療を受けましょう。

日常生活の中で予防を心がけることも非常に重要ですが、もし歯周病になってしまった場合に早期発見、対策できるように、歯科定期健診を受診することが最善の方法だと言えます。

 

【まとめ】

以上が「日常生活の習慣改善で歯周病リスクを下げる方法」でした。日常生活の小さな改善が歯周病予防につながり、健康な口腔環境を保つことができます。また、歯科検診を定期的に受診することで、自身の口腔内衛生環境を適切に把握、改善していくことが最も望ましいと言えます。この記事が、少しでも多くの方の“お口の健康”につながることを祈っています。

 

注意: この記事は情報提供を目的としており、専門医の助言や診断を代替するものではありません。個々の状況に応じて、歯科医師と相談して適切な対策を立てるようにしてください。

 

検診・歯石取り・歯のクリーニング・フッ素塗布などもご予約いただけます。本日のご予約もお気軽にどうぞ。

03-5305-3311